川口すみれ保育園 今年も宜しくお願い致します!!
新しい年を迎え、今年の干支は辰。毎年お屠蘇を飲みながらお雑煮を
食べ家族と一年の豊富を話し合ってきましたが、今年の元旦は、能登地
方の大地震で震えてしまいました。私自身は、59年前に新潟の大地震
(M7.5)を経験しています。あれ以来、ずーっと枕元に避難リュック
を置いています。年に2回は中身のチェックをしています。年齢や季節
で必要な物が変わってくるからです。車にも防災用のリュックが入って
います。また、遠出をする時は、何日も前から最悪の状況を想定して準
備をして出かけます。歳をとって面倒になりましたが、地震だけでなく
、次々と大きな災害が発生する昨今です。気を引き締めて備えて行こう
と、年頭にあたり家族で話し合いました。被災された皆さんには心から
お見舞い申し上げたいと思います。
年を重ねる毎に、幼い頃のお正月遊びが思い出されます。男兄弟の中
で育った私です。凧上げやコマ回しはお手の物です。が、羽根つきだけ
は、顔に墨を付けられるから嫌でした。でもなぜか父も母も笑って見て
いました。昔から、羽根つきは単なる羽根つき遊びではなく、子どもの
厄払いの意味があると言われてきました。カーンカーンといい音を出す
ムクロジの実は、「無患子」と書く事から、子どもに患いが無いように
、1年の厄を払いのけると言われているようです。打ち損じて顔に墨を
塗るのは、魔よけのおまじないだから、がまん、がまんと容赦なく書か
れてきました。伝承遊びは先人たちが子どもの健康を願っての意味が込
められているのですね。羽や凧の竹ひご、コマ等は父が作ってくれまし
た。手作り凧が空高く上がる迄には、ちょっとやそっとの苦労ではあり
ませんでした。今どきの凧は、とてもよく飛ぶので、私も毎年荒川の土
手ですみれの子どもたちと一緒に飛ばして遊んでいます。よく上がって
くれて楽しいものです!是非ぜひ、親子で楽しんでください。幼い頃に
体験した遊びは、一生の宝物です。時代の変化と共に遊びも大きく変わ
ってきましたが、凧あげ・カルタ・すごろく・ふくわらい・こままわし
・おはじき・お手玉等、日本のお正月の伝統遊びは何とか継承したいも
のだと思っています。
2024年01月22日 12:00